感方恋薬-知られざる月の館-
「難易度じゃ」
「――なんじゃそりゃ…簡単だって事?」
「それは貴子次第じゃ。やる気が有れば簡単じゃし、ほっておけば難解じゃ」
あたしは、はぁっと溜息をつく。
「随分、当り前な話だね」
そう言った直後、爺がにやりと笑った様に感じた。
「頑張るのじゃぞ」
そう言うと爺はふっとあたしの前から姿を消した。あたしは爺から貰った巻物をもう一度読み返してみたが、やっぱり何が書いて有るのか全然読めない。
「――なんじゃそりゃ…簡単だって事?」
「それは貴子次第じゃ。やる気が有れば簡単じゃし、ほっておけば難解じゃ」
あたしは、はぁっと溜息をつく。
「随分、当り前な話だね」
そう言った直後、爺がにやりと笑った様に感じた。
「頑張るのじゃぞ」
そう言うと爺はふっとあたしの前から姿を消した。あたしは爺から貰った巻物をもう一度読み返してみたが、やっぱり何が書いて有るのか全然読めない。