感方恋薬-知られざる月の館-
「何、何かくれるの」
「おぉ、良いカンをしておるの。ほれ、これじゃ」
爺は懐から巻物を一巻取り出すと、あたしに向かって差し出した。
あたしはそれを受け取ると「何、これ?」と物珍しそうにしげしげと見詰めた。
爺はあたしに背を向けると「ふむ、新しい呪文を記した巻物じゃ」と言い自分の長い髭を弄びながらあたしに自慢げに話して見せた。
「へぇ、どんな感じの巻物なの?」
あたしは早速巻物を解いてみるが、例によって、そこに書かれた文字は、達筆過ぎて、一長一短に読める代物では無かった。
「まぁ、平たく言えばレベル2程度の呪文じゃな。マジックポイントもそれ程要らん」
「なんだ、そのレベル2とかマジックポイントって言うのは?」
あたしの問いに爺は、至極真面目な表情で答えた。
「おぉ、良いカンをしておるの。ほれ、これじゃ」
爺は懐から巻物を一巻取り出すと、あたしに向かって差し出した。
あたしはそれを受け取ると「何、これ?」と物珍しそうにしげしげと見詰めた。
爺はあたしに背を向けると「ふむ、新しい呪文を記した巻物じゃ」と言い自分の長い髭を弄びながらあたしに自慢げに話して見せた。
「へぇ、どんな感じの巻物なの?」
あたしは早速巻物を解いてみるが、例によって、そこに書かれた文字は、達筆過ぎて、一長一短に読める代物では無かった。
「まぁ、平たく言えばレベル2程度の呪文じゃな。マジックポイントもそれ程要らん」
「なんだ、そのレベル2とかマジックポイントって言うのは?」
あたしの問いに爺は、至極真面目な表情で答えた。