感方恋薬-知られざる月の館-
あたしは思わず地面に視線を落としてしみじみと考えた。あたしってば、素直な子。

         ★

あちらこちらのショップを廻って、服やらアクセサリーやらを物色して、結局何も買わずに午前中終了。と、言う訳で、ランチタイム。


ランチは何時ものハンバーガーショップ。


「さて、午前中が終了したけど、現れなかったねぇ、運命の人って言うのは」


あたしは、思いっきりハンバーガーにかぶりつくと、正面に座った則子の顔を伏し目がちに見た。


「まぁ、予言だからねぇ。的中率100%の某、有名預言者の終末論も見事に外れて、今に至ってる事だし、外れる事も有るんだよ、きっと」
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