もしも僕に。


さっきまでの重苦しい雰囲気がウソのようだ。

「早く着替えて着替えて!」

でもそんな南桜を見ていると少し笑えてきた。

「うん!」

私は別の部屋を貸してもらい用意されたスエットに着替えた。

あ、スッピンだ。
どうしよう。

化粧品なんて持ってきてないよ。
かろうじて学校用に使ってるやつはあるんだけど。

それでいいや。


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