もしも僕に。

「いらっしゃいませ〜」

お店の中には黄色のチェックのエプロンをしていて髪をサイドでまとめている、目をクリクリさせた可愛いらしい人がいた。

「ヤッホー莉奈ちゃん♪」

あれ、知り合い?

「あ、谷本さん!」

谷本さん……?…谷本南桜って言うんだ……。

「久しぶりですね」

「本当久しぶりー!1ヶ月は会ってないよね」

「そうなりますねー」

なんか親しそう……。

「あれ…?その子は?」

クリクリおめめと目が合った。
やばい隠れろ!
なぜか南桜の背中に逃げてしまった。

「この子、みゆちゃんって言うの」

「みゆちゃん?」

「そっ」

「あ、はじめまして…美雪です」

「私は大渕莉奈!よろしくね美雪ちゃん♪」

私はペコッとおじぎをするくらいにして…。


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