【完】ひとつ屋根の下で。
「ヒカル、今度はアタシの提案。花火、しない?」



「この空気で、良く言うね……まあ、苺らしい、か」



だって、何て言ったらいいか、わかんねーんだもん。ただ、ヒカルに笑ってほしくて。



「よし、近くにディスカウントショップあったよな。花火とバケツ、買いに行こう」



立ち上がり、屈伸したヒカルはアタシの手を取り立たせる。



「苺、改めて……おかえり」



「ん。ただいま」



ヒカルの何気ない言葉が愛おしい。



ヒカルもそうなのかな。アタシ達は、何気ない日常を、二人で愛してる。
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