永遠の片想い

 ラップした商品を見るとやっぱり端にシワがある。


 シワになっているラップを剥がしていると。


 「貸して、俺がやるから、そこに置いて置いていいよ。」

 品出しが終わって戻って来た。大翔くんだった。


 「有難う。」


 お礼を言うと大翔くんは


 「その代わり、これ裏の冷凍庫から、取って来て。」


 手渡してきたメモを受け取り、事務所から、ダウンのジャケットと軍手を借り冷凍庫へ向かった。
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