嘘で隠された現実(リアル)
怒りに震えている俺に気付いているはずなのに、水月は構わず言葉を続けた。


「母さん達に嘘付いた俺が許せない?俺に裏切られて、ショックだった?でもさぁ、あんなの大したことじゃないと思うんだよね。あれくらいのこと、裏切りって言うのかなぁ。ねぇ、火月?」


「うるせぇっ!」


俺は怒りに耐え切れず、笑顔の水月に向けて拳を振り上げた。


「おいっ、朱月何やってんだよ!?」
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