嘘で隠された現実(リアル)
だが、その拳は突然風のように現れた彗によって、動きを止められてしまった。


「彗先輩早いです‥ってこれ、どういう状況ですか?」


響の姿を目の端に捉え、俺は彗の腕を振り払うようにして拳を下ろした。


「あーもしかして君達、さっきステージに居た?」


「そうだけど‥あんた誰?」


彗が睨むようにしてそう言えば、水月は驚いたように目を丸くした。
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