嘘で隠された現実(リアル)
「あれ‥君ってもしかして男の子?え、本当に?」


「‥だったら何だよ?」

自分の姿を見て、女装したままだったことに気付いた彗は、不機嫌そうに呟いた。


「いやぁ、女の子と思ってたから。ところで‥「朱月!」」


言葉を遮られた水月と同時に、俺も声の主を捜した。

そこには、息を切らしている神楽と、静かに立っている瞬輝と、そして心配そうに俺を見つめている天音が居た。


「あれ?バンドメンバー勢揃い?何だか俺って、お邪魔かな?」


「だから、てめぇは誰なんだよ?」
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