やきもち
「何でよ、何で私が祐輔に怒られなくちゃいけないの!?祐輔のほうが悪いのにっ!!」
もう、我慢できないよ。
「いつも祐輔は女の子といるじゃん、現に今も女の子とイチャイチャしてる!そんな祐輔に文句なんて言われたくない!」
本当はいつも嫌なんだよ、辛くて、毎日部屋で泣いちゃうくらい
だけど祐輔を信じていたから、私が1番って思ってたから我慢してた。
「私、いつも悲しくて…祐輔が女の子と一緒にいると、私の場所なのにってずっと、ずっと…」
「笑美…」
桜が泣き出した私の背中を撫でてくれる。
「私は祐輔に文句言われるようなことはしないよ…。されて嫌だって知ってるから…しないよ。」
祐輔が悲しくなるようなことはしない。
「もう一緒にいれないよ、祐輔。もう本当に別れようよ…」
「笑美!」
慌てた祐輔を見て、少しだけ嬉しくなったけど、やっぱりやってく自信はなくて…。
祐輔の声は聞こえないフリをした。
「もう笑美に近づくなよ、」
桜の言葉に心が痛くなった。
祐輔、ばいばい。