恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
「え……センパイ、その結婚の話、いったい誰から聞いたのかな?」
「あたし、あたし♪」
カウンター席から立ち上がって、ニコニコしながら自分で自分を指差すあたし。
「エッ!? 紫苑さん、結婚するんデスカ!?」
あたしの発言に、ひどく驚いた様子の黄ぃちゃん。
すると……、
すると紫苑さんは、あたしの思いもよらない言葉を口走った。
「アレ? おっかしいなぁ……近いうちに舞さんと婚約するって話、まだ桃香ちゃんには話してなかったと思うんらけど」
「……って!?」
さっきまでのニコニコの笑顔が、今のを聞いて一瞬にして凍りついてしまった。