恋ジグザグ~“好き”と素直に言えなくて~
「婚約って……し、白鳥さんと……結婚……するんですか……!?」


ひとこと、ひとこと確認するように訊くあたし。


「うん。あとでビックリさせようと思って、今までみんなには黙ってたけろ、実は結納も、もうすぐなんら」


「そ、そんなっ……し、紫苑さん、あたしと結婚するんじゃなかったんですかっ!?」


「え~っ? なんれボクが桃香ちゃんと結婚するのかなァ?」


思いがけない展開に動揺を隠せないあたしと、逆にのん気そのもので、まるで他人事のような顔をしている紫苑さん。


「だってっ……だって“高校卒業したら、ボクのところに来ないか?”って言ったじゃないですかっ!? “ボクのために毎朝コーヒーを入れてほしい”って言ったじゃないですかっ!?」



「あぁ、アレ? うん、そう言ったのは覚えてるけろ……ひょっとして桃香ちゃん、あの言葉をまさかプロポーズの言葉らと勘違いしちゃったとか?」


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