薔薇の花嫁
王は、自分の愚かさに嘆きました。

そしてその罪に苦しむ王は、次第に弱っていきました。

側近達はあらゆる手を尽くし、王の治療にあたりましたが、王にはもう、生きようとする気力さえありませんでした。


再び訪れた満月の夜、王は何かに誘われるように、薔薇園に向かいました。

そして、驚きに目を見開きました。

白い薔薇が咲き乱れるそこには、王の愛する女性の姿があったのです。

王は目を細めて「復讐に来たのか?」と、どこか嬉しそうに問いました。

しかし彼女は首を振って、それを否定しました。
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