月と太陽

第三夜、山をこえて

山は意外と斜面が緩かった為、エセル達は頂に近い場所に野宿する事にした。


戦闘部隊に所属していなかったフェリアを覗いた後の二人は、城で充分な訓練を積んできたはずだった。


毎日毎日休みもなく同じような実践訓練や基礎体力作り。


しかしそんな二人にとっても今回の山登りは訓練以上に様々な部位の力を使う。


エセルは頂付近に来る頃にはクタクタになっていた。


それはサスティンも同じであった。


しかしそれ以上に普段から何の体力作りも行っていなかったフェリアはサスティンの「今日はここまでにしよう」という言葉を聞いた瞬間、ふらふらと崩れ落ちた。


この夜は三人とも疲れきっており、会話はほとんどなかった。
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