月と太陽
朝、エセルは見張り番だったサスティンに起こされた。


日が少し登った頃のことだった。


疲れていたのを気遣っていつもより遅く起こしてくれたんだ……


疲れきっているのは自分も同じだろうに。


セシルは荷造りをしているサスティンを見ながら思った。


セシルはその場に立ち上がって大きく伸びをすると、ぐっすりと眠っているフェリアに悪い気がしたがフェリアの体を揺すって起こした。
< 47 / 201 >

この作品をシェア

pagetop