初恋のキミへ。


「なぁ!海行く計画立てたじゃん?
あれ、いつにする?」


タケが元輝とあたしの顔を交互に見ながら聞いてきた。


「あたしはいつでも。」


「俺も。」


「じゃあ、明日から8月だし、3日の日にいこーぜ!」


「未波はいいか?」


元輝があたしに聞いてくる。


「うん!大丈夫。」


「なら未波!今日帰りショッピングいこーよ!」


楽しそうにそう話す桃花。
あたしも楽しみで仕方ない。


「元輝、行ってきてもいい?」


「あぁ。帰るとき連絡しろ。
迎え行くから。」


「ありがと!けど迎えは悪いよ」

「俺が行きたいから行く。
まあ泊まってもらうつもりだからだけど」


「昨日泊まったじゃん!」


「嫌なのかよ。」


「…違うよ!いいのかなって」


「遠慮することなんてないだろ?」


「…ん。じゃあ行く。」


そう言うと私に微笑んでくれた。
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