初恋のキミへ。


時刻は3時ジャスト。

あたしより先に亜美は来ていた。


「未波!」


「ごめん、待った?」


「全然大丈夫!
ちょっと行きたいとこあるから付き合ってくれる?」


「うん。いいよ。」


あたしは何の警戒もせず、亜美の向かう場所へ着いていった。


そこは人気のない小さな倉庫だった。


「…なにするの?」


私が聞いても答えない亜美。

倉庫に入るとそこには大勢の男たちがいた。

それを見て初めてやばいと感じた。

私は逃げようと倉庫から出ようとしたが、亜美にがっしり腕をつかまれて、逃げることができない。


「どういうこと?」


私が聞くと亜美は笑い出した。
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