初恋のキミへ。


「一緒に頑張ろう、だろ?」


「…うん」


そんな穏やかな会話をしているとあっという間に学校に辿り着いた。

下駄箱にはタケと桃花ちゃんの姿があった。


「未波!おはよ!
ねっ!早く教室行ってクラス発表きこ?」


「うん。元輝、また後でね。タケくんも」


そう言うと繋がっていた手を離し、手を振る未波。


「おう!」


俺より先に答えるタケの後に俺もまた、と答え手を振り替えした。

すると、仲良く二人は教室に向かって歩き出した。
< 158 / 227 >

この作品をシェア

pagetop