初恋のキミへ。


「俺は別れない。いつ帰ってくるか分からなくても待てる自信がある。」


「元輝…聞いて?」


あたしは元輝の両手を取り見つめた。


「元輝…それじゃだめなの。あたしがいやなの。
確かに待っててもらいたい…「じゃあ待っててって言えよ!それでいいじゃねえか…」


「元輝、ちゃんと最後まで聞いて!お願い」


そう言うと落ち着きを取り戻そうと深く息を吐いた。


「待っててもらいたい気持ちは山々なの。
だけど治らなかったいつ会えるか分からない。
連絡だって毎日取れるか分からない。
そんなの耐えれる?

あたしはそんな寂しい思いをさせたくないの。

これ以上、元輝の笑顔を壊したくない…

あたしの所為で辛い思いしてほしくないの…

だから…あたしは元輝と離れる勇気が欲しくて、言えなかった。

だけどさっき言ってくれたよね?

あたしの分まで笑っててやるって。

その言葉で最後の勇気を貰えた。

その言葉であたしは十分幸せだと思えた。

だから…これからは…何も背負わなくていいから。

ごめんね…ありがとう。

あたしのそばにいてくれて。
ずっと支えててくれて。

あたしはもう十分幸せだった。

だから今度は元輝が幸せにならなきゃ。

できることならあたしが幸せにしてあげたかった…

だけど今のあたしには無理だから…

他の誰かと幸せになってほしいと今は心から言えないけど…

だけど元輝には幸せになってほしい。

あたしじゃなくて、ちゃんと元輝の内面を好きになってくれる子はたくさんいるから。

だから見つけてほしい。

元輝をちゃんと愛してくれる女の子を。

元輝のこと大事に想ってくれる女の子を」
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