初恋のキミへ。


――――1年前。


私とユウトの出会いは
高校に入ってすぐのこと。

偶然席が隣同士で仲良くなったんだ。

そして亜紀という友達ができた。

ユウトの友達であるタクミとも仲良くなった。

私達は4人でいつも一緒にいた。

そしてある日、いつも4人で帰る帰り道を

今日は2人で帰ることになった。


「ちょっと公園寄らね?」


「うん。」


私とユウトは公園のベンチに腰掛けた。


そしてユウトが口を開いた。


「俺…お前のこと好きなんだけど…
付き合ってくれないか?」


正直驚いた。
ユウトは亜紀が好きだと思い込んでいたから。

私には拒む理由はない。

だから「はい」と返事をして
私達はカップルになったんだ。
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