初恋のキミへ。


意外と客が来た。

俺は言われた通り、愛想よく振る舞った。

もうかれこれ3時間は経つ。

そんなとき廊下から何気なく聞こえた声。


「隣のクラス、すげー美人がいたぞ!
しかもドレス着てた」


その声を聞いたとき、未波だろうと思った。
見るんじゃねぇって顔も分からねぇ奴に心の中で嘆く。つかドレスってなんだよ。

そしてようやく休憩だ。

俺はタケと足早に未波のクラスに向かった。
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