初恋のキミへ。
関わりたくない理由
文化祭は無事に終わり今まで通りの生活に戻る。
あいつに助けられて、流れで一緒に回ってしまった文化祭。
少し後悔しながらもあいつには感謝していた。
4限目の終わりのチャイムが鳴り、桃花と中庭に行くために教室を出ようとしたときだった。
「早川未波いる?」
聞こえた方を見るとタメである女の子達3人と先輩らしき女の人2人がいた。
「なんですか?」
「ちょっと付き合って」
そう言って私を睨み付けどこかへ向かっている。
「桃花、ちょっと行ってくる」
心配そうに見つめる桃花にそう告げて後に続いた。
連れてこられたのは体育館裏。
人気は全くない。