初恋のキミへ。

関わりたくない理由



文化祭は無事に終わり今まで通りの生活に戻る。

あいつに助けられて、流れで一緒に回ってしまった文化祭。

少し後悔しながらもあいつには感謝していた。

4限目の終わりのチャイムが鳴り、桃花と中庭に行くために教室を出ようとしたときだった。


「早川未波いる?」


聞こえた方を見るとタメである女の子達3人と先輩らしき女の人2人がいた。


「なんですか?」


「ちょっと付き合って」


そう言って私を睨み付けどこかへ向かっている。


「桃花、ちょっと行ってくる」


心配そうに見つめる桃花にそう告げて後に続いた。


連れてこられたのは体育館裏。
人気は全くない。
< 57 / 227 >

この作品をシェア

pagetop