初恋のキミへ。
こみ上げる想い
ついさっき未波とあの男と別れて俺は家に戻って、未波からの連絡を待った。
あいつがきっと忘れられない男だとすぐに分かった。
未波の表情が悲しそうだったから…
「…くそっ!なんで今更出てくんだよ…」
未波はあいつのとこにいくんだろうか…
そう考えるだけで苛々するのに…
2人だけにしてしまった自分が一番苛立った。
「あーもうっ!まだかよ…」
そう口に出してしまった時、携帯が鳴った。
それは未波からの着信で、俺は急いで電話にでた。
「はい」
「………」
無言の未波に何かあったんだと思った。
「どうした?」
「も…と…」
泣いているような小さな声で俺を呼ぶ未波に今すぐ会いたかった。
「泣いてんのか?」
「ち…がっ」
「今どこだ?」
それを聞くと近くのコンビニと言う未波に今から行くと告げ、電話をきり、俺は急いでそこに向かった。