猫が生まれた日
あたしはあなたが嫌いです
たぶん、あなたとあたしが似ているから

でも、あなたは間違いなく輝いていて
多くの人に愛されている
あたしも本当は愛している
だから、あたしはあなたが嫌いです

そんなあなたが
あたしが何より欲しかった世界をくれた

あたしだけの世界
ちっぽけなものに押し潰されて
歩きだせないあたしが歩きだすための世界

そこにある光に、いつまでも手が届かなくて
目も耳も塞いでしまったあたしが
受け入れる世界

あなたが描き直した世界は
以前と何一つ変わってはいないけれど
あたしが欲しかったのは
間違いなくこの世界

嫉妬なんて言葉じゃ済みません
この感情に適した言葉を
あたしは知りません
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