猫が生まれた日
風がくる

少しとおくを走る
あの風の音が聞こえる

君を連れ去る風

あの風は君自身だね

君に伝えたいことが沢山あるの

だけど、風を待つ君に
聞かせられる言葉はひとつもない

風の音が聞こえるよ

嵐のように
そよ風のように
君を連れてゆくそのときがきたら

どうかせめて

この長い髪だけでも揺らしてください

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