
- 作品番号
- 266756
- 最終更新
- 2010/05/15
- 総文字数
- 48,759
- ページ数
- 78ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 17,896
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
ミステリー・サスペンス27位(2022/05/14)
自らも破壊されることを知らず……
そして、己が存在する事を否定するかのように、その者は破滅の道を進んだ……
一旦完結させ、一時非公開としておりましたが、徐々に加筆して完全版とさせて頂きます。
2009.6.9 16:27公開
同日 23:14完結
この作品のレビュー
様々な世界観があって、創り出した価値観もある。それを如何に読者に伝えていくかという過程……、そして、作品として最も焦点を当てる心は、いったい誰なのか? どの心の深淵を捉え、変貌を表現したかったのか?
内容中、息子と被告人が同じだというくだりがありますが、思想的に感化されたにせよ、違うのではないかと思いました。些か解りにくかった感じがします。
作品は作者の意図する所だとは思いますが、平坦な大理石の上を延々となぞっているかのようです。文章がしっかりしている為、堪らず読者が飛び跳ねても起伏すら発生しません。最後の結末がいわゆる衝撃なのでしょうが、そこまでたどり着けた読者に、それを楽しめる余裕が作者様が思っているほど残されているのか疑問に思います。
読者を引っ張ってゆくという点と、一部内容の違和感、激辛希望を加味して、星三つにさせて頂きました。
ありがとうございました。
女は渇望していた。 その高い社会的地位と自らの器を充足させ得る愛に。 持て余したその身体を満足させるだけの男は現れず、煩雑な日々に愛しい我が子の気持ちは離れてしまう。 亮太との謂わば必然の邂逅が葉子にもたらした衝動は、徐にその心を侵食していき、規範もろとも破壊する。 最後に彼女が選んだのは、亮太の狂気に満ちた太く固い牙を、自らの潤んだ器に受け入れる事だった。 いなばさだかずが読者に問い掛ける問題作。 取り扱い注意。
女は渇望していた。
その高い社会的地位と自らの器を充足させ得る愛に。
持て余したその身体を満足させるだけの男は現れず、煩雑な日々に愛しい我が子の気持ちは離れてしまう。
亮太との謂わば必然の邂逅が葉子にもたらした衝動は、徐にその心を侵食していき、規範もろとも破壊する。
最後に彼女が選んだのは、亮太の狂気に満ちた太く固い牙を、自らの潤んだ器に受け入れる事だった。
いなばさだかずが読者に問い掛ける問題作。
取り扱い注意。
独白に近いスタイルで進行するストーリー。 読み進めていく上で、何を以て『狂気』とするのか、何を以て『正常』というのか、それを定義するものが果たして存在するのか。 人間という知能を持った生物の根幹に潜むものの不確かさが、却って明確な映像を呼ぶのではないか。 様々なクエスチョンには定められた答えは存在しない、否、存在しえないのだ。 その様々な答えの中の一つを導き出すのは、貴方自身、そう貴方自身だ。
独白に近いスタイルで進行するストーリー。
読み進めていく上で、何を以て『狂気』とするのか、何を以て『正常』というのか、それを定義するものが果たして存在するのか。
人間という知能を持った生物の根幹に潜むものの不確かさが、却って明確な映像を呼ぶのではないか。
様々なクエスチョンには定められた答えは存在しない、否、存在しえないのだ。
その様々な答えの中の一つを導き出すのは、貴方自身、そう貴方自身だ。
この作品の感想ノート
ようこそ、未薗希紗様。
感想と、しかも素敵なレビューまでありがとうございました。
実は、先にレビューの御礼をHPの方からメールさせて頂きました。
長々と書いてますが、どうか引かずに(^^;
今後も、ご指摘の点がありましたら、どうか遠慮なくお寄せ下さいませ。ありがとうございました。
二回目を読みに参りました。ちょっと厳しい感じですが、レビューを落としていきます。
レビューでも触れましたが、キャラの動きがあれば息継ぎにもなるのですが、朗読が続きますね。内容的に「次はどうなる、次は?」というような展開を意識されたら如何かと思います。
道中に山や谷がないので、思いきってラストを冒頭に持ってくるなど、刺激が欲しかったです。「彼」自体の言動は、むしろ世界観になっていますので、その部分で刺激を感じるのは難しかったのです。
他の感想ノートで一般文芸賞に挑戦されているとの書き込みを拝見しました。本日も締め切り日ですね。
ご健闘をお祈りしております。
退散
とても面白かったです!
亮太の心情は理解できる部分も多くて、リアルでした。
私自身、親に愛された自覚がないまま育ったので。
自分の思考の振り返りができたような、自分だけじゃない、と気付かせてもらえたような、私にとってはホッとできる作品でした。
これはハッピーエンドなお話だと、私は思います。
いつかは私も、こういう話が書けるようになりたいなあ。
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