俺様の飼い猫。
簡単な説明を受けてから、あたしたちは買った…飼った?ばかりのにゃんこを連れて車に乗り込んだ。

「あの、何で急ににゃんこなんですか?」
「にゃんこって…。」

助手席でにゃんこを膝の上に乗せて、あたしは運転席を見上げる。

「すいませんね子供で…。」
「別にそんなこと言ってないだろ。」
「笑ったじゃないですか。」
「悪かった。」

馬鹿にしたように笑いながら、にゃんこの頭をハンドルを握っていない方の手で優しくなでる。
嬉しそうに鳴くにゃんこを見るとなんだか癒される。

「なんだ、お前もなでてほしいのか?」
「違いますよ!」

思ってもみなかった言葉に、あたしは目を丸くして、慌てて否定する。
そうすれば、また馬鹿にしたような笑いが返ってくる。

「何か、もう、御堂さんといるとわかんないです。」
「ん?何がだ?」
「いや、わかんないですけど。」
「好きだからじゃないのか?」
「え!?」

また思ってもみない言葉に、声が裏返る。
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