俺様の飼い猫。
ニャー

「お前は飼い主に似るなよー。」

結局洗い場に下ろされたひなを、御堂さんが出て行った後にお湯に浸けた。

「ぎゃっ!ひな!」

急に暴れ出したひなは、あたしの胸の上辺りを踏み台にして備えつけの棚に跳び乗った。
ひなが跳び乗った棚に置いてあったボトルが音をたてて落ちた。

「何があった!?」

音がしてすぐ、ドアが開かれ御堂さんが焦った顔を覗かせる。

「引っ掛かれたのか?」
「え…?」

御堂さんの視線をたどれば、胸元の乳白色のお湯にかすかに血が滲んでいた。

「どーりでヒリヒリするわけ「馬鹿か!」
「ひゃ!」

急に怒鳴られたかと思えば、身体がお湯から離れて宙に浮いた。

「やだ!御堂さん下ろして!やだー!」

あたしの抵抗なんて、無いかのように御堂さんはどんどんバスルームを離れて寝室に向かっていく。

―ぱふっ

ベッドの上に下ろされたかと思えば、バスタオルが投げ渡され、御堂さんが寝室を出ていく。
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