俺様の飼い猫。
全く意味のわからないあたしは、ただ呆然とバスタオルを握り締めて御堂さんの次の行動を待っていた。
しばらくすると、プラスチックの箱に十字マークが入った救急箱を持った御堂さんが戻ってきた。
「傷口見せてみろ。」
あんまりにも、御堂さんの鋭い視線にあたしは無言でただ、バスタオルをずらす。
「血は止まったみたいだな。出血のわりには傷口も浅いみたいだし…、消毒して絆創膏だな。」
手際のよい手当てに呆気にとられながら、あたしは黙っていた。
「ありがとうございます…。」
あたしが次に口を開いたのは御堂さんが後片付けを始めた時だった。
「あんまり油断するな…、猫に引っ掛かれて箘が入ったり、傷痕が残ったりしたらどうするんだ…。」
「心配してくれたんですか…?」
「当たり前だ。」
恐る恐る聞けば、すぐに返ってきた。
何でそんな顔するの…?
何でそんな今にも泣きそうな顔するの…?
―ふわっ
「猫なんか、飼うんじゃなかったな…。」
「み、どおさ…。」
しばらくすると、プラスチックの箱に十字マークが入った救急箱を持った御堂さんが戻ってきた。
「傷口見せてみろ。」
あんまりにも、御堂さんの鋭い視線にあたしは無言でただ、バスタオルをずらす。
「血は止まったみたいだな。出血のわりには傷口も浅いみたいだし…、消毒して絆創膏だな。」
手際のよい手当てに呆気にとられながら、あたしは黙っていた。
「ありがとうございます…。」
あたしが次に口を開いたのは御堂さんが後片付けを始めた時だった。
「あんまり油断するな…、猫に引っ掛かれて箘が入ったり、傷痕が残ったりしたらどうするんだ…。」
「心配してくれたんですか…?」
「当たり前だ。」
恐る恐る聞けば、すぐに返ってきた。
何でそんな顔するの…?
何でそんな今にも泣きそうな顔するの…?
―ふわっ
「猫なんか、飼うんじゃなかったな…。」
「み、どおさ…。」