白衣の悪魔に恋してる
「ねぇ、杏奈。保健室行こうよ。」
「ヤダ…」
「じゃぁ帰ろ?」
「今日はまだ先生に会ってないもん…」
「はぁ…」
こんなあたし…
呆れちゃうよね。
あたしが由奈だった呆れて何も言えないよ。
でも…
あたしは大きなため息をつく由奈からプイッと顔を背けると、
はぁ~っとため息をつきながらもう一度、窓の外を眺めた。
「会いたかったんだもん…」
そう。
会いたかっただけ…
だもん…。
そしていつもより低く飛び回る2羽のツバメを見つめながらポツリと小さく呟いた…
瞬間、
ガタンっ!!
「先生っ!!トイレ行ってきますっ!!」
「は?えっ…遠藤っ!!」
突然、立ち上がった由奈は佐伯先生の返事を訊くことなく教室から出ていくと…
………
……
…
数分後…
ガラっ!!
「病人はドコのどいつだ?」
「あそこデス。」
「は?…あぁ…坂下か。グッジョブ。遠藤。」
「いえいえ。これも保健委員のお仕事ですから。」
「だな。」
な~ぜ~か、
ケイ先生を連れて教室へと戻ってきて…
「えっと…楢崎…先生…?」
「あっ…佐伯先生。すんません。そのまま授業続けててください。ほんと、すぐ帰りますんで…」
チョークを黒板に当てたままポカンと口を開ける佐伯先生にペコリと頭を下げると、
「坂下ぁ~!!」
「えっ!!」
ツカツカとあたしの席へと向かってきた。
「ヤダ…」
「じゃぁ帰ろ?」
「今日はまだ先生に会ってないもん…」
「はぁ…」
こんなあたし…
呆れちゃうよね。
あたしが由奈だった呆れて何も言えないよ。
でも…
あたしは大きなため息をつく由奈からプイッと顔を背けると、
はぁ~っとため息をつきながらもう一度、窓の外を眺めた。
「会いたかったんだもん…」
そう。
会いたかっただけ…
だもん…。
そしていつもより低く飛び回る2羽のツバメを見つめながらポツリと小さく呟いた…
瞬間、
ガタンっ!!
「先生っ!!トイレ行ってきますっ!!」
「は?えっ…遠藤っ!!」
突然、立ち上がった由奈は佐伯先生の返事を訊くことなく教室から出ていくと…
………
……
…
数分後…
ガラっ!!
「病人はドコのどいつだ?」
「あそこデス。」
「は?…あぁ…坂下か。グッジョブ。遠藤。」
「いえいえ。これも保健委員のお仕事ですから。」
「だな。」
な~ぜ~か、
ケイ先生を連れて教室へと戻ってきて…
「えっと…楢崎…先生…?」
「あっ…佐伯先生。すんません。そのまま授業続けててください。ほんと、すぐ帰りますんで…」
チョークを黒板に当てたままポカンと口を開ける佐伯先生にペコリと頭を下げると、
「坂下ぁ~!!」
「えっ!!」
ツカツカとあたしの席へと向かってきた。