それは初恋で、



「ちょ、コレ貸して」

「あ、ダメ…!!」



相沢くんは私のメガネを取って自分に掛けた。



「やっぱり。コレ、度入ってないっしょ」

「……」

「何で? 付けない方が絶対良いって!」

「返してッ…!!」



私は、顔を真っ赤にして、メガネを少し乱暴に取り返して掛けた。
その手の震えは止まらなかった。



「藤沢?」

「ごめん…私、メガネ取るとロクなことなくて…不幸が起こるっていうか…」

「何それ、」

「ワケ分かんないよね」

「例えば?」

「中学の時、街で知らない人に絡まれたり…女子からは陰でいじめにあったり…」

「それさ…街で絡んで来る奴は男ばっかで、いじめは女ばっかとか?」

「え、うん……」



相沢くんは左手で顔を覆った。


???



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