それは初恋で、
相沢くんが演劇部の部室から、私のと似た形のメガネを拝借し、私を探す人達より先に私にメガネを掛けて、上手く凌いでくれたという。
メガネを掛けているとやっぱり安心する。
でも、もうメガネを掛けようと、私だってバレてしまっている。
一番、避けたかった注目を集めてしまった…
「早紀ちゃん…私、」
「うん、かなり大袈裟な事になっちゃったね」
「どうしよ…」
「てか、何で相沢と登校?? 何がどうなってそうなったの? え、二人付き合ってるの??」
「ううん、違うよ。付き合ってない。付き合ってない!」
私は早紀ちゃんの言葉に少し食い気味で否定した。