思い出に変わるまで【完】
私の頭の中は和志でいっぱいになった。


そして何もやる気が起きなくなっている自分がいた。


考えるのは和志のことだけ。


それだけで自分がいっぱいいっぱいで何もできない。



バイトも休むようになり、私はまた家に引きこもるようになった。



宗介くんが心配して、時々連絡をくれるけど、話すことにもなんだか疲れてしまっていた。



部屋でただ和志の写真を眺める毎日。


両親が心配して食べれそうな物を作ってくれるけど、ほとんど食べれなかった。
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