引き金引いてサヨウナラ


弘がそう言った瞬間、和也がグイッと弘の喉元を掴んだ。


「けど生きてる!」


「和也!」



叶の制止に、和也は掴んだ力を少し緩め、言った。



「お前は足がないと守れないのか。

命があれば守れるだろ。
生きてさえいれば、守れるだろ。

なんのための命だ。
なんのための生だ。

そのために生きてるんだろうが」


そしてポツリと言った。


「これからは、彼女のそばで守ってやれってことだ。そういうことなんだよ」


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