四季〜二人で歩む季節〜
「悪ぃ。
俺、先寝るわ。」
「うん、おやすみ。」
寝室へと入るレンを見届け、あたしは冷蔵庫からビールを取り出す。
同じ家に居るのに、一緒にビールを飲む事すら出来ず何だか切なくなった。
いつもは美味しいビールも今日は味気なく、一缶飲むのに時間もかかってしまった。
眠くはなかったけれど、スヤスヤと寝るレンにくっついてあたしも早めに眠りについた。
翌日、目が覚めるとやっぱりレンの姿はなく、昨日より切なくなってしまった。
いつ出て行ったのかわからないけど、十分な睡眠が取れたのだろうか?
その日、レンは帰って来なかった。