四季〜二人で歩む季節〜


「ミユさん、この前迎えに来てた人は彼氏ですか?」

「あたし、彼氏いないけど。」

「そうなんですか?」

「シゲは?彼女いるの?」

「いないです。」

「そうなんだ。」


そんな他愛もない会話をしていると、あたしの家の近くにあるコンビニに到着した。


「ありがとう。お疲れ様。」

「お疲れ様です。」


バタンとドアを閉めあたしはコンビニへと入った。


そして、いつものようにビールやミネラルウォーター、適当におつまみを買う。


コンビニから出ると送迎の車がまだ駐車場に止まっていて、運転席に座るシゲと目が合った。
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