四季〜二人で歩む季節〜


昼間からお酒が飲めるのは嬉しいけど、昼間から外に出るのはちょっとめんどくさい。


「ねぇ、ミユさん。
しましょうよ。」

「う〜ん、あたし昼間って弱いからさ。」

「そんなの気にしないでやろうよ、ミユ。」

「ほら、真琴さんもこう言ってるんだし、しましょう?」

「…わかったよ。」


結局二人に押されてあたし達は今度の週末にお花見をする事になった。



そして、お花見当日。


「ミユさ〜ん、こっちこっち。」


沢山の人達で溢れ返っている中、和香ちゃんがピョンピョン跳びはねてあたしを呼んでいる。
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