四季〜二人で歩む季節〜


レンのあんな姿を見たくはなかったけど、誰かと遊ぶなんて本当久しぶりで楽しかった。


「あたし、帰りますね。」

「夕飯作ったから食べていきなよ。」

「いいんですか?」

「うん、いいよ。」


和香ちゃんが寝てる間に簡単に作ったミートソーススパゲティーを2人で食べる。


「おいしい。
ミユさん、普段から料理するんですか?」

「時間があればね。」

「すごいなぁ。」


よほどお腹がすいていたのか、和香ちゃんはペロリと平らげていた。


和香ちゃんが帰った後、あたしはベッドに座り出窓から月を眺めていた。
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