四季〜二人で歩む季節〜


あたしはそれに気付いていながらも窓の外に視線を向けたまま。


最近は、あのストーカーらしき人の出現によってコンビニに行く事もなくなっている。


本当にストーカーなのかもわからないけど、用心するにこした事はない。


「ミユさんって、休日は何してるんですか?」


今日はやけに話かけてくるシゲに、あたしは外を見たまま答える。


「寝だめして、買い物行ったり掃除したり。」

「今度、飯誘ってもいいですか?」

「いいよ。」


そんなやり取りをした為、あたしとシゲは後日本当に一緒にご飯を食べた。
< 61 / 316 >

この作品をシェア

pagetop