四季〜二人で歩む季節〜
あたしはそれに気付いていながらも窓の外に視線を向けたまま。
最近は、あのストーカーらしき人の出現によってコンビニに行く事もなくなっている。
本当にストーカーなのかもわからないけど、用心するにこした事はない。
「ミユさんって、休日は何してるんですか?」
今日はやけに話かけてくるシゲに、あたしは外を見たまま答える。
「寝だめして、買い物行ったり掃除したり。」
「今度、飯誘ってもいいですか?」
「いいよ。」
そんなやり取りをした為、あたしとシゲは後日本当に一緒にご飯を食べた。