アタシと王子様

…―学校が終わって先輩の様子を見に来ていた。



店の中はガランとしていてオーナーがテーブルを吹きながら鼻歌を口ずさんでいて。



「こんにちわ」



「…あぁ!いらっしゃい♪バイトは明日だよね?どうしたの?」



「先輩の様子を…」



「あぁ!涼平なら寝てるんじゃないかな?昼前に帰って来たから調子悪いのかと思えばそうじゃないみたいだし、部屋に行ってみれば?起こしちゃっていいよ」


「…お邪魔します」



「は〜い」



そっ〜と部屋に向かい深呼吸してドアをノックすると返事を待つ。



「……」



もう一度、ノックして先輩の返事を待ってみても何の反応もない。



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