アタシと王子様


「何年ぶりかなぁ…」



「そんなに会ってなかったっけ?」



「うん…2年ぶりぐらいじゃない?」



「そっか…もう2年か…早いね」



もしかして先輩の前の彼女だったりして…



妙に落ち着いた柔らかなその声…―



「兄貴は…元気にやってるの?お袋も」



「えと…うん…ケンジとは終わったから…よく知らないけど元気にしてると思う…」



無性にイライラして胸が苦しくなっていく。



先輩が他の人と話してるだけなのに…―



早く終わって欲しい…先輩と話がしたい。



「別れたんだ兄貴と…」



「うん…」



「……で?今度は俺?」



「ち…違うよ…涼平君は元気なのかなって気になっただけで…そんなつもりは…」



< 187 / 192 >

この作品をシェア

pagetop