アタシと王子様
「何年ぶりかなぁ…」
「そんなに会ってなかったっけ?」
「うん…2年ぶりぐらいじゃない?」
「そっか…もう2年か…早いね」
もしかして先輩の前の彼女だったりして…
妙に落ち着いた柔らかなその声…―
「兄貴は…元気にやってるの?お袋も」
「えと…うん…ケンジとは終わったから…よく知らないけど元気にしてると思う…」
無性にイライラして胸が苦しくなっていく。
先輩が他の人と話してるだけなのに…―
早く終わって欲しい…先輩と話がしたい。
「別れたんだ兄貴と…」
「うん…」
「……で?今度は俺?」
「ち…違うよ…涼平君は元気なのかなって気になっただけで…そんなつもりは…」