ただ君の側にいたかった…
しばらく経つとみぃこは少し落ち着いて来た。

俺「俺の事はお前の親知らないだろ?」

み「うん…男の子と仲良くする事自体許されないから」

俺「だから迎えに行っても家から少し離れた所で乗るのか?」

み「うん…陸くんや涼の事がバレたらもう会えなくなっちゃう…」

俺「なんで文句言わねえの?」

み「文句なんて言えないよ…家追い出されるもん…」

俺「そっか…」

み「私ね、陸くん達といると楽しいんだ。友達になれて本当に良かったって思ってる。だからこそ親にバレるわけにいかないの」


聞きたかったはずなのに、俺は気の利いた言葉をかける事すら出来なかった。

俺が想像してたものとは違っていたから。
みぃこはたしかにまだ子供だけど、人あたりも良いしそこまで嫌われる様な奴じゃないと思う。
というか、どんな理由があっても許されない様な事だろ?
正直俺だったら親に存在否定されるのは耐えられない。それを毎日だなんてぞっとする。

俺はそれ以上は何も言わず、みぃこが泣き止むまで抱きしめ続けた。
< 91 / 292 >

この作品をシェア

pagetop