FiFTEEN
「久しぶりに部活来てやったのに、部室には誰もいないし…ここに来てみれば、まだ変なことしてるし。…もう、やめれば?」


「いっとくん!!そんな…」

「なんなの、おまえウザイ!!」

津賀の言葉をさえぎって、渋谷が大声をあげた。

「…ウザイのはどっちだよ…」

渋谷が伊藤くんに掴みかかろうとしたのをオレとダイアナが止めた。

「くだらないくだらないって、夢もない中途半端なおまえが言うな!オレにしてみたら、誰かのいいなりみたいに勉強ばっかやって、受かるか受からないかとか言ってる方がくだらないと思う。だいたいおまえにオレらの行動まで指図されたくないんだけど…もう部員やめたんだし、関係ない。……それとも羨ましい?」


伊藤くんは強張った表情をして音楽室を出て行った。


「おい!って………渋谷言い過ぎ!」

「はぁ?アイツが最初に言ってきたんじゃん!」

「だからって…伊藤くんの気持ちもわかってやれよ。」

「しらねーよ、アイツの気持ちなんて。」

「だからそう言えんの!知ってたら言えねーよ、きっと。」

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