FiFTEEN
「ロックな鳶職人のみなさん、トビツキガッテンズの方たちでした。ありがとうございます!!…それでは、次が街フェス最後のエントリーです!…エントリーNo.13番、サンダーサン!」

歓声があがる。

だけど…



「えっと…エントリーNo.13番、サンダーサン!……あの~…」

サンダーサンは出て来ない…


「サンダーサンのみなさん?」

会場はざわつき始めた。


「いないんですかぁ~?」



……


……


……



「このままですと、失格になりますよぉ~」

司会者は裏でスタンバってる恩田たちを見ながら言った。
でも、恩田たちは出なかった。


「で、でわ…失格ということで…審査にまいりましょう!」





「ちょっとたんま!!!」





間に合った…
オレは入口から叫んだ。
みんなはオレを見る。



「…サンダーサン…間に合いまし、た…」


恥かしい…





そのとき会場裏では、伊藤くんが恩田に謝っていた。

「恩田…ごめん。…少しでも力になれたらと思ってきた。もう遅いかな?」

「…ううん。遅くない。」

< 111 / 122 >

この作品をシェア

pagetop