FiFTEEN
「ヘタクソかもしんねぇけど、ギターやるよ。」

「…ありがとう。」

「のえるくん…来ると思ってたよ。昔からそうだったもんね。口は悪いけど。」

沢木が言う。


「うっさい!」


「みんなー!早く、今すぐ演奏するならオッケェだって!」

渋谷は喜んで走ってくる。


「よし、みんな行こう。」

そして、恩田・伊藤くん・沢木・ダイアナはステージへ向かった。



曲は、この前も聞いた

『我が聖書 それが青春!~フィフティーン~』


恩田の声はやっぱりすごくて、沢木もいつもよりも気合いが入ってて、ダイアナはハモりが抜群で、……そして、伊藤くんは全然ヘタクソなんかじゃなくて。


すごくすごく、聞き惚れてしまった…




でも、結果は



『頑張った賞』。

特別に一番頑張ったグループに送られるもの。
賞品は、米10kg。


…いらねー。




けど、恩田は落ち込んではいなかった。



「みんなありがとう。後悔しなくてすんだ。」

「でも、取りたかったなぁー、優秀賞。」

沢木が言った。

「うん、取りたかった。」

ダイアナも落ち込んでいた。
< 112 / 122 >

この作品をシェア

pagetop