FiFTEEN
「えっと、遥斗くんは…枝高校が第一志望校でしたね。」
担任の山原が言った。

「…はい。」

「…もう!シャッキッとしなさい!シャッキッと!」

オレの背中を強く叩く。いつだって手加減がない、この人は…


「それで遥斗は、どうですか?」

「そうですねー、今の成績では枝高校も厳しいかもしれないです。」

「へ!?あの枝高校が!?」

「はい…遥斗くんの場合、2ケタいっていない教科が2つ3つありまして…」


…2つ3つってなんだよ!
2つです!!国語は16点でした!!


「あんた…どんだけバカなの?」

「…だって…今回はいろいろあったから…。変な部活に入部するし、靴下どろぼうは探したし、仲間のこととか…ね、いろいろ。」

「何がいろいろだ!言い訳するな!」

また強く肩を叩かれる。

「だっていろいろじゃん!」

「自分が悪いのに人のせいにすんじゃないよ!」

「してねぇし…」

「してねぇし?…誰に向かって口聞いてんの!勉強しないのはあんたのせいでしょうが!」


「あの!?お母さん!?遥斗くんも頑張ってますし、2学期3学期と成績あげれば枝高校だって合格できますから!」

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