切なさの距離~友達以上、恋人未満~
「別に…んなことないし。
謝んなよ。」
んなことない?
バカ言うんじゃねぇ、俺。
んなことあるだろ。
裕実のことを思い出して胸の奥が痛くなってんだろ。
まだ…俺は前に進めていないらしい。
「言葉ではどうにでも誤魔化せるかもしれないけど…
でも、そんな表情されたら謝りたくもなるよ?」
そんな表情って俺…今、どんな顔してるんだろう。
「最高に淋しそうで悲しそうな顔、してるよ」
カシャッと音がした。
って日向何に写メ撮ってんだよ。
「ほら、見て?」
日向は画面を俺に向けた。
そこには俺の顔が映ってる。
「もう…いいや」
確かに日向に言われた通りだった。
そんな表情してるつもり、まったくなかったのに。