切なさの距離~友達以上、恋人未満~




それから昼ご飯まで2時間。


無駄口もたたかず、練習に打ち込んだ。



陽はいつの間にかてっぺんにたどり着こうとしていた。


尋常じゃない量の汗が噴き出す。

水分を摂っても摂ってもそれが全部、汗で流れ出ているんじゃないかと疑いたくなるほどの汗の量。



「暑い…これは、溶ける。」


日向はそう言いながらなぜか笑っている。

暑さで頭をやられたのかもしれない。



「メシ…どうする?」


あぁ…と気の抜けた声。



「食べないってワケにはいかないよね…

倒れちゃ意味ないし。


だからってガッツリ食べるのも辛いし…」



「ならうちでそうめんでも食べる?

家近いし、そうめんならすぐできるし、サッパリ系だし」


日向が濡れたタオルを額からとり、俺の方を向く。



「え?!いいの?!」


「全然いいけど…」


「じゃあそれで行こう!!」



急に元気になった日向。

その元気、いったいどこから出て来たんだよ?





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