光を背負う、僕ら。―第1楽章―
「サンキュー佐奈!佐奈の字、十分上手いぜ。じゃあ、さっそく頼むな。」
あたしにポスターを書いてもらうために、あたしの字を褒めたのかもしれない。
それでも伸一君が自分を頼ってくれたことが、あたしはとても嬉しかったんだ。
伸一君の言葉だから、すごくそう感じた。
好きな人の言葉ほど、あたしを幸せにしてくれるものはないね…。
あたし伸一君から紙を受け取り、筆箱から鉛筆を取り出して書き始めた。
紙の中央、一番上に大きく【5班】と書いた。
緊張して、手が震えていた。
だけど精一杯自分の役割は果たしたくて、必死に書こうとする。
続いて紙には、【メンバー】と項目を書いた。
そこで一度、手を止めた。
「あの~。」
そう言いながら顔を上げたら二人があたしを見ていて、そのことに驚く。
みっ、見られてたんだ…。
少し緊張した趣で、あたしは二人に尋ねる。
「伸一君と達也君は、自分の名前は自分で書く?」
「うーん、俺はどっちでもいいよ。」
先に答えたのは達也君だった。
「じゃあ、あたしが書こうか?」
とあたしが言うと、
「おぅ、そうして。」
と達也君が答えた。
次に伸一君の意思を聞こうと、伸一君を見る。
あたしにポスターを書いてもらうために、あたしの字を褒めたのかもしれない。
それでも伸一君が自分を頼ってくれたことが、あたしはとても嬉しかったんだ。
伸一君の言葉だから、すごくそう感じた。
好きな人の言葉ほど、あたしを幸せにしてくれるものはないね…。
あたし伸一君から紙を受け取り、筆箱から鉛筆を取り出して書き始めた。
紙の中央、一番上に大きく【5班】と書いた。
緊張して、手が震えていた。
だけど精一杯自分の役割は果たしたくて、必死に書こうとする。
続いて紙には、【メンバー】と項目を書いた。
そこで一度、手を止めた。
「あの~。」
そう言いながら顔を上げたら二人があたしを見ていて、そのことに驚く。
みっ、見られてたんだ…。
少し緊張した趣で、あたしは二人に尋ねる。
「伸一君と達也君は、自分の名前は自分で書く?」
「うーん、俺はどっちでもいいよ。」
先に答えたのは達也君だった。
「じゃあ、あたしが書こうか?」
とあたしが言うと、
「おぅ、そうして。」
と達也君が答えた。
次に伸一君の意思を聞こうと、伸一君を見る。